熱意に溢れた起業家であれ、プロジェクトリーダーであれ、Moonでの旅はだれにとってもまったく異なった経験になることでしょう。私たちは、あらゆるクリエイティブな可能性に光を当て、進むべき道を照らす手助けをしますが、その一歩を踏みだすのはあなた自身だからです。
真に学び、成長するためには、私たちは常に新しいことへ挑戦し続けなければなりません。Moonはこの1年間、新しいビジネスアイデアへたどり着くために、次世代の起業家を育成するために、いくつかの実験を行いました。
A person has a dream to make the world a better place, create something new, or make something better than it was.
The path to reach the dream seems too far away in the darkness.
Moon opens the door to unforeseen paths, new possibilities, and opportunities.
Ideations: brainstorming a wide range of possible paths forward.
Conversations: consulting with experts in product discovery.
Workshops: sketching tangible artifacts to allow visualization and testing.
Idea Owners pitch their bold business ideas to Moon.
Select Idea Owners are invited to build together with the Moon Operating Team, becoming Entrepreneurs-in-Residence (EIRs).
EIRs learn new ways of working and thinking, learning to ask the right questions such as “What do we need to prepare for a successful Moon Journey?” and “What do we need to leave behind?”
Together with Moon members, the team sets a direction for further exploration into the idea and discovers new possibilities.
The team works to clarify the business idea by making it clear and actionable. Together they lay out a roadmap for the experiments ahead.
Develop a minimum viable product (MVP) that can be shared with real people. Through user testing, the team listens and improves the product, and iterates the way forward.
The team is ready to launch the product and explore product-market fit.
Every entrepreneur and dreamer stays within our orbit for continued support and guidance.
(Individual & Design Challenge).
Asia-Pacific (Japan & China), The Americas (North, Central and South), and EMEA (Europe & the Middle East).
*one face = 10 visitors
TennisBear.
「ILLUMINATE」は、次世代のビジネスクリエイターに光を当てるイベントシリーズです。三井物産の事業本部や個人とつながり、社内にこれまで存在しなかったなにかを生み出すことを目的としており、去年だけで3回のイベントを開催しています。これは、Moonが三井物産と知見やインスピレーションを共有し、イノベーションを試みることで、新しい価値を企業へもたらそうとするものです。
4月に開催されたイベントでは、組織案件のプロジェクト・リードをパネラーとして招待しました。「e-dash」や「CaaV」などのベンチャーが直面してきた苦悩や、Moonと一緒に働いて得た知見、三井物産に持ち帰ることができた学びなどについて聞き、三井物産の安永会長にも貴重な体験談を共有していただきました。
8月には、初となる「デザインチャレンジ」を東京で開催。三井物産の可能性の限界に挑戦し続ける私たちは、常にクレイジーで新しいなにかに生み出したいと考えています。そこで「ILLUMINATE Make-a-Thon Design Challenge」の開催を決定し、ブロックチェーン技術と掛け合わせたアイデアを募集しました。Make-a-Thonでは、三井事業本部のメンバーが、Moonとの共働を実際に体験し、Moonのデザイナー、エンジニア、スペシャリストとチームを組み、3日間でアイディエーションからプロトタイプ構築までを終わらせ、最終日にはMoonコミッティーにアイデアをピッチしました。Make-a-Thonからは、Tanekt、UNBLOCK、ISSHOなど、現在Moonでインキュベーション中の新しいプロジェクトも生まれました。
2月には個人の持つアイデアを対象としたピッチイベントを開催。三井物産グループ全社からアイデアを募り、過去最多の応募が集まりました。ピッチイベント当日までに7つのアイデアが選出され、アイデアオーナーがMoonと三井物産のコミッティーメンバーに向けて新しいビジネスアイデアのプレゼンテーションを行いました。
新しいビジネスアイデアを募集するピッチイベントや、組織案件を紹介するパネルディスカッションなど、「ILLUMINATE」は常に三井物産が持つ大胆なアイデアと起業家精神に光を当ててきました。Moonと一緒にアイデアを生み出し、協力し、イノベーションを起こす機会に、ぜひみなさまもご参加ください。
2022年は、世界中にある三井物産の事業本部、グループ会社、外部団体の未開拓なクリエイティブポテンシャルを引き出す「イノベーション・ワークショップ」の提供を開始、日本、米国、シンガポール、香港、ブラジル、ほかアジア太平洋地域の13カ国で、計16回にわたって対面またはオンラインのワークショップを開催。980名以上の参加者と交流する機会を得ました。その内容は、クリエイティビティ、プロトタイピング、起業家精神、デザインシンキング、ダイバーシティ&インクルージョン、ビジネス・オリジネーションなど、幅広い分野におけるビジネスに必要不可欠なテーマについて探求するものです。こうした体験型学習は、新しいアイデアを耕すことや、問題解決能力を磨くこと、急速に進化するビジネスシーンでも前進するための力を身につけることなど、アクティビティを通じて起業家の能力を開発できるようデザインされています。
「アイデアを形にして事業を始めるために必要なステップが、体系的・客観的に説明されていてわかりやすかった」
「脳の日頃使っていない部分を活性化し、物事に対する新しい視点を与えてくれた」
「クリエイティビティは、解決策の発案からではなく問題の特定から生まれることを知った。時間制限から生まれるプレッシャーも非常に役立った。適度な制約はイノベーションに良い影響をもたらす」
7月、Moonは非営利組織であるWomen's Startup Lab Impact Foundation(以下 WSL)と、Amelias Women's Entrepreneurship Programの創設スポンサーになりました。WSLは、ビジネスに関わる幅広い年齢層の女性を支援する基盤の構築や起業支援を行う堀江愛利さんによって立ち上げられました。
Ameliasは、神戸、北海道、札幌、渋谷などの都市と提携し、国内外で活躍する起業家や講師を招いてコーチング、ワークショップ、メンタリングだけでなく、ネットワーキングの機会も提供しています。堀江さんから、日本で起業を目指す幅広い年齢層の女性のための支援エコシステムの基盤を構築したいというお話しを聞いたとき、Moonはきっとその役に立てると考えました。 三井物産の壁を超えて、日本でより包括的で強力なイノベーション、クリエイティビティ、新事業創出の基盤を構築するという私たちのビジョンと、完全に一致していたからです。
初めて外部からの参加者を招いてワークショップを開催したことは、私たちにとってとても刺激的な実験でした。Moonのデザイナーである舞野とデザインリサーチャーの相山が、日本全国200人以上の女性起業家に向けてワークショップを行ったことも、Moonにとって初めての取り組みでした。
ワークショップの参加者は「Human-Centerd(人間中心)」のビジネスデザインの重要性、イノベーションの機会を発見するための実践的なプロセス、そして特に女性起業家ネットワーク構築の重要性について学びました。
「実際に『考えて気付く』というプロセスを体感することができた。失敗を前向きにとらえることができる場所で、チームとして取り組むことでさらにアイデアがブラッシュアップされていくことを実感できた」
ワークショップ参加者